カテゴリ
以前の記事
フォロー中のブログ
メモ帳
最新のトラックバック
ライフログ
検索
タグ
その他のジャンル
ブログパーツ
最新の記事
外部リンク
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
日曜日に、映画を観てきました。
27歳の青年が、ガンの宣告を受け、5年後の生存率が50%であることを告げられるという重たい話をコメディーに仕上げた作品です。 実は、田舎(宮崎)に住む大好きだった叔父を11月にガンで亡くしたばかりだったこともあり、ちょっと違う意味でも感情移入してしまいました。宮崎に10月に従妹の結婚式で帰った時、見舞いに行って、別れ際、「また、正月に帰ってくるから、焼酎飲もな。飲めんかったら、点滴の中に焼酎いれたるで~。」などと私の気遣いのない冗談に笑ってくれながら、「健ちゃん(私のことです)、もうだめやわ・・・」と寂しく笑った表情が今でも忘れられません。 自分の周りの誰かがガンと分かった時、どういう風に接することが、一番良いのでしょうか。ほとんどの人が、「大丈夫?」「頑張って!」と声をかけて、気を遣うあまり、足が遠のいてしまいがちになるように思います。この映画では、悪友が、友達のガンを利用して同情をかって、女の子をナンパしたり、「50%の生存率なら、カジノなら大勝だ。」などと発言してみたりと、酷いやつなのですが、最後まで、普通に付きあっていきます。ガンに侵された主人公が、彼女に裏切られると、一緒になって、むしろ、本人よりも怒ってみたり、男同志の友情の話でもありました。もしかして、彼がいなくなってしまうと思ったとき、普段より、もっと、濃密に付き合ってやろうとする、この悪友の行動こそが、答なのかもしれません。 主演はジョゼフ・ゴードン=レヴィット(「500日のサマー」、「インセプション」などに出演)。「インセプション」は、ディカプリオと渡辺謙が共演して話題になった作品ですが、「マトリックス」調のSFで、人間の深層心理の中に入り込むというストーリーは画期的なものでした。悪友役は、セス・ローゲンで、この俳優は初めてでしたが、喜劇役者ということで、「俺たちフィギアスケーター」などに主演した、ウィル・フェレルを彷彿させられましたが、アメリカのコメディアンには、こういう類型、ポジションがあるのかな~などと感じました。主人公のジョゼフ・ゴードン=レヴィットを裏切る元カノの悪女役は、プライス・ダラス・ハワードで、彼女は、「マンダレイ」という作品で主演しています。この映画は、大きな倉庫の中に、セットをつくり、その中だけで映画を撮るという、舞台演劇と映画の融合のような、実験的な作品でした。「ドッグヴィル」「マンダレイ」と続く3部作の監督は、ラース・フォン・トリアーで、この他に「ダンス・イン・ザ・ダーク」(ビョーク主演)が、記憶にあります。3部作の最後「ワシントン」は、現在、撮影中のようです。 泣いて、笑って、元気のでる一本でした。 切り口は違いますが、ガン患者を扱った作品で、今話題の「エンディング・ノート」も観てみたいと思います。
by K1-mgs
| 2011-12-09 10:48
|
ファン申請 |
||